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生活習慣病は早い段階でご自身の体の状態に気づき、改善に取り組むことが重要です。

欧米食文化中心の、うちな~んちゅこそ生活習慣病に注意しましょう。

生活習慣病とは

生活習慣病とは、長期間に渡る生活習慣が原因で発症する病気で、主に「高血圧」「糖尿病」「脂質異常症」の3つがあります(肥満も合わせて「死の四重奏」と呼ばれることもあります)。

どの疾患も自覚症状が現れにくく、知らない間に動脈硬化・狭心症・脳卒中・閉塞性動脈硬化症といった別の病気を引き起こします
健康な身体を守っていくためにも、生活習慣にはいつも気を配り、早期発見・早期治療ができるよう健康診断は欠かさないようにしましょう。

生活習慣病の主な原因
  • 食事の時間が不規則
  • 濃い味が好き
  • 栄養が偏っている
  • ほとんど運動をしていない
  • おなかいっぱいに食べないと気が済まない
  • ストレスを溜めている
  • 細かいことにこだわる性格である
  • せかせかしていると言われる
  • タバコを吸っている
  • お酒をよく飲む、大量に飲む
  • 睡眠時間が不足している

高血圧

高血圧

最高血圧が140mmHg以上、または最低血圧が90mmHg以上の場合を、高血圧と呼びます。
高血圧はその名の通り、血管に強い圧力がかかっているため、脳や心臓などの血管を傷付け、心筋梗塞や脳卒中を引き起こします。
通常は、最高血圧140mmHg以下、最低血圧90mmHg以下の状態を目指しますが、糖尿病や腎臓病などを患っている方は、さらに血圧を下げる必要があります。

日本人の平均食塩摂取量は、1日およそ11~12グラムだと言われていますが、高血圧の方は、これを半分の6グラム程度にまで減らす必要があります。
ただし、すぐに半分にすると料理の味付けが薄く感じてしまい、長く続かないことがあります。
少しずつ舌を鳴らしながら無理のない減塩をいていくことが大切です。
さらに、塩分を排出してくれるカリウムを多く含むもの、つまり野菜や果物をしっかりと摂るようにしましょう。
その他、当院では、運動・喫煙・飲酒・睡眠など、トータルで患者さんの生活習慣を改善するためのアドバイスをおこなっています。
まだ高血圧ではないが少し血圧が高めという方も、早めにご相談頂ければと思います。

糖尿病

糖尿病

食事や飲み物を摂取すると、糖分が吸収されて血液中で血糖値が上昇します。
通常は、インスリンというホルモンの働きによって、血糖値を正常な状態に戻しますが、インスリンの働きに異常があると、血糖値が高い状態のままになってしまいます。
これが糖尿病と呼ばれるもので、痛みはありませんが、喉の乾きや頻尿といった症状が現れます。

さらに、糖尿病が進行すると、神経障害や網膜症といった合併症を引き起こしたり、心臓病や脳卒中のリスクが増加したりすることも知られています。
また、足の動脈硬化によって血液が行き渡らなくなり、組織が破壊されることもあります(壊疽)。

治療には血糖値をコントロールする経口血糖降下薬やインスリン注射を用いることが多いですが、インスリン分泌の異常やインスリン抵抗性という状態は、肥満や過食によって起きることが多いため、食事療法も同時におこなうことが重要です。

脂質異常症

脂質異常症

血液中の悪玉コレステロールや中性脂肪が増加した状態、また善玉コレステロールが足りていない状態を脂質異常症と言います。
特に悪玉コレステロールの増加は動脈硬化を引き起こし、血管が狭くなることで狭心症・心筋梗塞・脳梗塞などが発生するリスクが高まります。

脂質異常症を予防・改善するためには食事コントロールが有効で、運動と合わせて実施することで、悪玉コレステロールを約10%減らすことができます。

悪玉コレステロールが多い人が避けた方が良い食品
  • 卵黄
  • 内臓系の肉
  • 魚卵
  • しらす
  • イカ
  • タコ
  • エビ
  • 脂身
  • 乳製品
  • その他、油の多い食品
みやぎ内科 循環器科ファミリークリニック098-871-3088