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動脈硬化や閉塞性動脈硬化症等血管に関する疾患はみやぎ院長の専門分野です。

動脈硬化

動脈硬化は日本人にかかりやす病気の一つです。
動脈硬化は心臓疾患や脳卒中といった重い病気を引き起こします。

動脈壁が硬くなり弾力性を失われた状態のことを動脈硬化と呼びます。
原因は、加齢・高血圧・喫煙・肥満・糖尿病など多岐に渡り、まず血管内膜が厚くなり、その中でコレステロール結晶ができたり炎症を起こしたりします。

また、血管の中に血栓を作ることで、血液の流れを妨げます。
動脈硬化は、全身の血管で同時に進行し、心臓疾患以外にも脳卒中や様々な病気を引き起こしますので、生活習慣にはいつも気を配り、定期的に血管の状態を把握することのできる検査を受けるようにしましょう。

動脈硬化の検査と治療方法。
動脈硬化の検査には「CAVI」や「ABI」を実施します。

動脈硬化は、それ自体には症状がないため、定期的に検査を受けて客観的なデータを得ることが大事です。

当院では、血液検査やエコーによって、血管の状態をしっかりと把握することができます。
また、動脈の硬さや血管年齢を測定することのできる「CAVI」や、足の血管の詰まりがないか確認することのできる「ABI」も実施しています。
症状を見極めた後は、喫煙・肥満・高血圧などの原因を特定した上で、その原因を取り除いていくための生活習慣コントロールをしていくことが主な治療内容になります。

閉塞性動脈硬化症

閉塞性動脈硬化症
閉塞性動脈硬化症は歩行に障害をもたらす可能性がある病気です。

足の動脈で動脈硬化が起きると、足に流れる血流が不足して、痛みや歩行障害を引き起こします。
これを閉塞性動脈硬化症と呼んでおり、約30%の患者さんは歩行や下半身を使う運動時に痛み・だるさ・疲れ・こむら返りなどの症状が現れ、歩行が困難になります。

10分くらい経つと症状が治まりますが、動脈硬化自体が改善された訳ではないので、必ず治療を受けるようにしましょう。
病気が進行すると、足を切断しなければならない可能性も出てきてしまいます。

閉塞性動脈硬化症の検査と治療方法。
検査と治療

足の血管の状態を知ることができるABI検査の他、エコーによる検査もおこないます。
治療は、症状の進行度合いに応じて、禁煙や食事コントロールなどによる生活習慣の改善、薬物療法、外科手術などが必要になります。

また、足に動脈硬化が起きているということは、心臓や脳の動脈にも病変が起きている可能性が高いということですので、当院では足の動脈だけでなく、全身の動脈や心臓の状態なども合わせて検査することをお勧めしています。

みやぎ内科 循環器科ファミリークリニック098-871-3088